2011年3月11日、東日本大震災にて故郷に帰ることが出来なくなった子供たちが、今2021年に「未来の子供達へ」というメッセージを紹介していました。
その中で、「記録をしてください」と言われていたことが、とても印象的でした。
当時は小学生。
原発の近くに住んでいたため、今はもう思い出したくても訪れることが出来ません。
紙でも何でも良いから「今日という日」の記録をしておくこと。
そんな言葉の想い。全てを理解して、感じること、共感することは私には出来ていないかもしれませんが、とても大切なことだと感じることは出来ました。
手帳を書いていた
わたしはビジネス手帳をずっと使ってきました。周囲がタブレットにしていって、組織もそれに合わせたツールを用意して、さらに専用のタブレットを配布しても、まだ手帳を持ち歩いていました。
ビジネス手帳だけではなく、帰宅すると3年日記をつけていました。
文字を書くと落ち着くと言いますか、何と言いますか・・・タブレットの方が便利で、データの紛失もすぐにリカバリー出来る利点もあり、使った方が良いのですが、なぜか手帳にこだわっていました。
手帳で良かったなと思ったこともたくさんあります。
昨年、警察が尋ねてきました。
5年前の日付を伝えられ、「その日事故を起こしていませんか?」と言うのです。
5年前の会社は退職していて、タブレットもありません。あっても退職する時に大体は消去するものでしょう。
しかしわたしは手帳をつけていましたので、すぐに確認することが出来ました。
その日は「午後休」と記していて、午後から会った人のことも記入していました。記憶もしっかり蘇り、手帳を見ながら刑事さんとお話しして納得してもらえました。
まあ、よく聞くと「ナンバープレートの一部だけが該当した」と言う、かなりおぼろげな捜査でした。しかし5年も調べているのですから大事故だったのかと思い聞くと、軽い接触事故とのことでした。
それでも、手帳書いてて良かった。と思いました。
今も毎日書いている
昨年、手帳をいただきました。
それからこのサイトに「手帳の選び方」と言う記事を書いたのですが、下書きのまま公開していません。「コクヨ」か「手帳は高橋」のホームページ見るよね・・・と、思ってやめたのを覚えています。
せっかく書いたのに・・・特集ページにしようと思い深掘りし過ぎて「お蔵入り」したのですが、「4月始まり」の手帳を選ぶ方もいらっしゃるでしょうし、また復活させていこうと思っています。
話は戻り、いただいた手帳に毎日記入しています。
現在、予定をびっしり書く。と言う使い方は出来ておらず、ほぼ日記帳となってはいますが、日々の自身の成長や、反省点が一目でわかるので、何でも書いてます。
ありがたいです。感謝。
デジタル依存症
漢字が出てこない!というのが、もはや普通になってきている昨今ですが、わたしは人の名前も思い出せません笑。
先日テレビを見ていると、それは年齢に関係なく起こっている社会問題だそうで、スマートフォンなど手元で『いつでも調べたら分かること』として、覚えるという能力が低下しているのでは?と言っていました。
少し前に話題になっていた『ゲーム脳』が一般的にも浸透している。という感じだと個人的には思っています。
どんな時でもスマートフォンを握りしめて行動している生活の中で、デジタル時差ボケやデジタル依存症が進んでいるのは確かなことだと思います。
では、それ無しで生活できるのか?と言われると難しくなって来ているわけで、少しでもデジタル依存の時間を軽減する為に、わたしは『手帳』っていろんな意味で良いものだなーと思うわけです。
手帳選びの楽しみ
目的
デザイン
始まり月
書きやすさ
サイズ感・重さ
アクセサリー選び(ペン・カバーなど)
手帳を1つ持つと、どこかにお出かけした時の楽しみが出来ます。
上記項目の物を自然と見る雑貨屋さんが楽しくなります。ただでも楽しい雑貨屋さんが、より楽しくなってくるんですねこれが。
皆様も是非、手帳ライフをしてみてください。
そして、いつかそれを見て、自身の人生の1ページ、日々、を思い出すのも良いではないですか。
るど